大学進学や社会人として上京して、これから一人暮らしを始めようと思っている方の中には、家電をレンタルしようか悩んでいる方も多いと思います。
この記事では、家電をレンタルする場合と購入した場合とはどちらがお得なのか、表や画像を提示しながら解説しています。
また、すぐに判断したい方のために「はい・いいえ」で答えて分かるフローチャートも作成し、以下に載せているので、ぜひ参考にしてみてください。

「レンタルがいい」にたどり着いた方は、充実した無料サービスが人気の家電レンタルサービス『かして!どっとこむ』で確認してみるのがおすすめです。
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家電をレンタルせず、家電量販店で買うよりもお得に家電を揃える方法も紹介しているので、参考にしてみてください。
家電レンタルのサービス概要
家電レンタルとはその名の通り、電化製品をレンタルできるサービスのことです。レンタル契約の期間が決まっていることが多く、契約した期間によって月単位や契約期間ごとのレンタル料の料金設定がなされています。
また、サービス会社により、借りられる電化製品の種類やメーカー・価格が異なります。以下にレンタルできる家電と家電ごとのレンタル料の最安値の相場を記載します。
レンタルできる家電と相場
| 品目 | レンタル料(月単位)※1 |
| 冷蔵庫(120ℓ~150ℓ) | 1,800円 |
| 洗濯機(4kg~5kg) | 2,000円 |
| 電子レンジ(オーブン機能なし) | 700円 |
| 炊飯器(3合~5号) | 400円 |
| 掃除機(サイクロンスティック型) | 500円 |
| テレビ(19~20インチ) | 700円 |
※1...家具レンタルサービス【ラクリアーズ】に記載の4年契約した場合の最安値料金を参考に記載しています。
上記には、一人暮らしで最低限必要だと思われる家電製品と、品目ごとのレンタル料をの最安値の相場をまとめました。契約期間によって金額が変わることが多いため、4年契約をした場合で算出しています。
洗濯機はドラム式など、より最新モデルを選択すると、上記の記載の料金より1.5倍~2倍になる傾向です。
レンタルの期間
レンタル期間は家電レンタル会社により異なります。1ヶ月・3ヶ月・半年・1年・2年と比較的短期間の貸し出しをおこなっているところや、1年~5年の年単位で中長期でレンタルしているところもあります。
「6ヶ月以上レンタルすること」など最低レンタル期間を設けているところや、1日からレンタルできる業者などレンタル期間は業者によりさまざまです。
taira解約の申し出が無ければ自動更新されるケースもあるので、レンタル時は規約をよく確認しましょう。
家電レンタルのメリット7つ
家電をレンタルする場合のメリットを6つ解説します。
初期費用を抑えられる
以下、家電製品をレンタルした場合と購入した場合にかかる費用の違いについて、表にまとめました。
| 品目 | レンタル料(月単位)※1 | 購入した場合の金額 ※2 |
| 冷蔵庫(120ℓ~150ℓ) | 1,800円 | 25,000円 |
| 洗濯機(4kg~5kg) | 2,000円 | 17,000円 |
| 電子レンジ(オーブン機能なし) | 700円 | 9,000円 |
| 炊飯器(3合~5号) | 400円 | 4,500円 |
| 掃除機(サイクロンスティック型) | 500円 | 3,000円 |
| テレビ(19~20インチ) | 700円 | 15,000円 |
| 合計 | 6,100円 | 73,500円 |
※2Amazonで購入した場合の最安値の価格帯を参考に記載しています。
中古品か新品か、また有名なメーカか否かや性能により価格は大きく変わります。上記は、中古品・新品含めたレンタルや販売サイト記載の最安値の価格帯を参考にしています。
購入する場合、必要な家電を揃えるだけで最低でも7万円以上かかります。一方、レンタルする場合は10分の1以下の6千円程度で揃えることができます。



一人暮らしを始めるには、家を借りたり移動したりで何かとお金がかかるので、初期費用を抑えられるのはありがたいですね。
高価な家電もお得にレンタルできる
レンタルできる家電の中には、普通に購入すると高価な家電もあります。例として、吸引力の高さと軽量さで有名なダイソン(Dyson)のコードレス掃除機について、購入した場合とレンタルした場合を比較して解説します。


| レンタルした場合の価格※3 | 購入した場合の価格※4 | |
| 1年間 | 35,400円(2,950円/月) | 38,000円 |
※4Amazonに掲載のダイソンのコードレス掃除機の通常価格
その他、通常2万円程する衣類乾燥機の場合、家電レンタルサービス『ちょこっとレンタル』なら、15日以内の短期間だと15,000円以下でレンタルすることができます。
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引っ越し費用を抑えられる
引っ越しの費用を抑えられるのもメリットの1つです。しばらく一人暮らしをした後、再度引っ越すとなった場合、家具や家電を引っ越し先に送るのはお金がかかります。
1人暮らしの引っ越しにかかる費用は5~10万程度が平均と言われていますが、荷物の運搬が多くなるほど料金がかさみます。
引っ越し業者の相場や選び方のポイントについては、以下の記事でも詳しく解説しています。


計画的に家電製品をレンタルすれば、引っ越し時に全て返却することもできます。また、家電レンタル業者によっては、一定の追加料金を支払うことで引っ越し先に製品を運んでくれることもあります。
家具・家電レンタルサービス『かして!どっとこむ』の引越し不要サービスなら、製品何点でも33,000円で配送してくれます。



サービスを上手く活用すれば、お得に生活が始められそうですね!
必要な期間だけ利用できる
事前にどのくらいの期間借りる必要があるか分かっている場合、家電レンタルサービスを利用して必要な期間だけ借りることができます。
例えば、家電レンタルみんなのHappyという家電レンタルサービスでは、最短30日から家電を借りることができます。好きな家電を1点からレンタルできるので、「試しに使ってみたい」「新しい家電が届くまでの間どうしても必要だから借りたい」という時に気軽に借りることができます。
さらに、家電レンタルサービス『かして!どっとこむ』のちょこっとレンタルでは、1日~15日の超短期間だけレンタルすることも可能です。



「修理に出した冷蔵庫が戻ってくる間の数日間だけ借りたい」「観たい番組があるから一時的にテレビを使いたい」という時にも便利ですね!
開封作業・組み立て・設置も任せられる
大きな家電ほど、段ボールから取り出したり移動させて設置させるのは大変です。家電レンタルサービスなら、開封作業や組み立て・設置までしてくれるところもあります。
例として、家電レンタルサービスの【ラクリアーズ】なら、洗濯機の場合段ボールの開封・本体の設置からホースの取り付けまで対応してくれます。
大型の家電をレンタルする場合は、配送時に段ボールやクッション材の回収もしてくれるので、自分でまとめたり捨てたりする手間が省けるのもメリットの1つです。
処分の費用や手間を抑えられる
家電を購入する場合、不要になったら捨てたり売りに行ったりする手間がかかりますが、レンタルであれば契約期間が満了になった時点で回収に来てくれるので処分する手間がかかりません。
特に、家電の場合はまだ使えるものであれば買い取ってくれるところもありますが、劣化していたり故障している場合は買い取ってくれないことも多いです。
処分するとなった場合は、住んでいる地域のルールに従って、正しい手順で廃棄する必要がありますが、家電ごとに廃棄するための処分費用がかかります。



私も以前、電子レンジが故障した際、処分費で500円ほど支払いました。市の申請フォームから申し込みをして、決められた時間に指定の場所に持っていかなければならず大変でした…。
引っ越しなどで出る不用品の処分方法については、以下の記事で詳しく紹介しています。


故障時に交換してくれる
家電レンタルサービスでは、(わざと壊したなどでない限り)故障した際に無料で交換してくれるところも多いです。
転倒や落下によって壊れてしまった場合は有料で交換となるサービス会社がほとんどですが、家電レンタルサービス『かして!どっとこむ』の安心ケア無料サポートなら、落下したり転倒したりして壊れた場合でも無料で交換してくれます。
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さらに、消耗品無料交換というサービスもあり、洗濯機のゴミ取りフィルターやリモコン・ガスコンロの電池、照明アイテムの蛍光灯といった消耗品も無料で交換してくれるのも嬉しいポイントです。



特に蛍光灯などは、型番を探して取り扱い店舗を探して買いに行く手間がかかるので、無料で交換してくれるのはありがたいですね!
家電レンタルのデメリット6つ
以下は、家電をレンタルした場合のデメリットを6つ記載します。メリットと比較しながら確認してみてください。
壊した場合のリスクがある
家電レンタルを提供する会社によって異なりますが、レンタルしている家電を壊した場合、修理費用を請求されたり、家電そのものの購入金額と同額の料金の支払いを求められることもあります。
レンタル時にメーカーの保証が付くケースがほとんどですが、保証の上限を超えたり対象外の破損の場合、修理費用を負担しなければならないところが多いようです。
長期利用すると割高になる
家電製品や利用期間によって異なりますが、長期間レンタルするほど割高になる傾向があります。例として、一人暮らし用の新品の冷蔵庫をレンタルした場合と購入した場合の金額について、レンタル期間と共に比較した表を提示します。


| レンタルした場合の価格※5 | 購入した場合の価格※6 | |
| 30日 | 21,560円 | 28,800円 |
| 90日 | 24,640円 | |
| 半年 | 27,720円 | |
| 1年 | 30,800円 | |
| 2年 | 32,670円 | |
| 3年 | 34,540円 | |
| 4年 | 36,300円 |
※6Amazonに掲載の冷蔵庫(112ℓ)新品の価格
全く同じ製品ではないですが、家電レンタルサイトに記載の製品と同程度の性能を持つ、ECサイトの製品と比較しました。
一人暮らし向けの冷蔵庫(112ℓ)をレンタルする場合、半年未満のレンタルであれば購入するより借りた方が安いことが分かります。
一方、1年以上レンタルする場合、購入するよりも高い料金を支払う必要があることが分かります。



家電をレンタルする場合、どれくらいの期間借りたいのかを決めた上で、購入するのとどちらが安いのか把握しておく必要がありますね。
中古品のレンタルが多い
家電レンタルサービスによっては、中古品の家電のみを扱っているところもあります。そのため、新品を使いたい方や最新モデルを使用したい方には不向きのサービスと言えます。
一方で、中には新品の家電をレンタルできるところもあります。家電レンタルサービスの【ラクリアーズ】は、家電レンタルでは珍しく全て新品の家電製品を取り扱っています。
レンタル期間は1年~5年の間で1年単位で、柔軟に選択することができます。
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契約満了期間前の解約は違約金がかかる場合がある
家電レンタルサービスによっては、契約した期間よりも早めに解約する場合、解約金がかかる場合があります。解約金がかからない場合でも、支払った料金は返金されないケースがほとんどです。
例えば、『家電レンタルのデメリット6つ:長期利用すると割高になる』で紹介した内容を元にすると、半年間冷蔵庫を借りる契約をした場合、1ヶ月だけ借りて解約した場合でも、半年契約の27,720円を支払う必要があるということです。



「早めに返しても返金されるケースはほとんどない」ということは押さえておきましょう。
選べる家電の種類が限られる
家電レンタルサービスでは、レンタルできる家電の種類の幅が狭まります。自分が使いたいタイプやサイズ、機能が備わっていない家電しか取り扱っていない場合もあります。
家電レンタルサービス会社によっては、どんなメーカーか、どれくらいのサイズ・色の家電かレンタル品が届くまで分からないケースもあります。
家電が届いた後に「サイズが大き過ぎて置きたかった場所に置けない」「容量が小さすぎて入れたい物が入らない」「好みの色じゃなくて嫌だ」といったトラブルが発生する恐れもあります。
自分の所有物にならない
家電をレンタルする場合、どれだけ長い期間借りても基本的に買い取りをすることができません。何千円、何万円と支払っても、自分の物にできない点も大きなデメリットとと言えるでしょう。
一方で、中には申し出れば買い取ることができるという家電レンタル会社もあります。事前に気になる家電レンタルサービス会社のHP内の規約やよくある質問を確認して、買い取りたい場合は対応してくれるのか調べておくと良いでしょう。
家電レンタルがおすすめな人は?


ここまで解説した家電レンタルのメリットとデメリットについて、以下の表にまとめました。
| メリット7つ | デメリット6つ |
|---|---|
| 初期費用を抑えられる 高価な家電もお得にレンタルできる 引っ越し費用を抑えられる 必要な期間だけ利用できる 開封作業・組み立て・設置も任せられる 処分の費用や手間を抑えられる 故障時に交換してくれる | 壊した場合のリスクがある 長期利用すると割高になる 中古品のレンタルが多い 契約満了期間前の解約は違約金がかかる場合がある 選べる家電の種類が限られる 自分の所有物にならない |
上記のメリットとデメリットを踏まえて、家電レンタルをした方が良い人の特徴を挙げていきます。
- その家電でどれくらい生活が便利になるか試してみたい人
- 急な来客やイベントで一時的に家電を使いたい人
- 1年未満など短期で家電を使いたい人
- 家電を丁寧に使える人
- メーカーや性能にこだわりがない人
家電のレンタルは購入するよりも気軽に使い始めることができます。そのため例えば「今まで全自動掃除機は使ったことはないけど、使ったらどれだけ家事の時間が短縮できて楽なのか試してみたい」などの希望がある方は、家電をレンタルして使ってみるのがおすすめです。
また、「梅雨の時期だけ乾燥機を使いたい」「同僚を招いてホームパーティをするからプロジェクターを用意したい」といった特定のシーンで利用したい人も、家電レンタルを活用すると良いでしょう。
お得な家電のそろえ方
家電をレンタルする以外の選択肢として、お得に家電をそろえる方法も紹介していきます。
Amazonや楽天市場などのECサイトで買う
家電量販店や公式サイトで購入するよりも、Amazonや楽天市場などのECサイトの方がお得に購入できるケースもあります。
日立のドラム式洗濯機を例にすると、公式サイトでは406,780円ですが、楽天市場では同様のモデルの中古品が198,000円購入できるようです。
さらに、楽天市場入することで楽天ポイントが付与され、次回購入時にポイントを使うことができるのも大きなメリットです。
近所の中古家電ショップで買う
比較的小型の家電であれば、徒歩圏内にある中古家電を扱うショップで家電を購入するのもおすすめです。運が良ければ、定価の半額以下で販売されている掘り出し物が見つかることもあります。
運転免許を持っている場合は、トラックなどを借りて中古家電ショップに行き、冷蔵庫や洗濯機などを自分で運び込むことで、安く家電を揃えることもできます。



実際、私も過去に近所の中古家電ショップでオーブンレンジを購入したことがあります。通常であれば数万円する商品を6千円程度でゲットすることができました。
知り合いに譲ってもらう
購入する他に、同僚や友人・家族から譲ってもらう方法もあります。現在実家暮らしをしていて、これから一人暮らしを始めるという方は、購入前に家族や地元の友人に不要な家電や家具はないか聞いてみましょう。
遠い場所に引っ越す場合、譲ってもらっても送料が高くなってしまい、引っ越し先で新たに購入した方が安くなる場合もあります。
自分たちで車で運ぶ場合を除き、送料や引っ越し業者に配送を頼んだ場合と新しく買う場合はどちらが安くなるか比べた上で判断すると良いでしょう。
フリマアプリで譲ってもらう
フリマサイトを活用して家電を集めるのもおすすめです。特にジモティーという無料の広告掲示板では、様々な人が家具や家電をかなり安い値段で出品したり、中には無料で出品されているものもあります。


格安や無料で出品されているものの中には、ジャンク品(壊れて使えないもの)が含まれていたり、指定の場所まで車などで取りに来るようにと記載されている場合もあります。
使いたい家電が問題なく使用できるか、指定されている場所が取りに行ける場所かどうかなど、出品者が記載している内容をよく確認した上で取引しましょう。



私もジモティーは、必要な家具・家電を揃えたり、反対に引っ越し時に無料で出品するときによく使っています。
ただし、人から貰う場合は基本的に保証は受けられず、メーカー保証の期間も切れていることが多いです。保証の対象外となっている家電を使う場合は、あくまで自己責任となるため注意が必要です。
家電はレンタルよりも買った方が安い場合も!デメリットを踏まえて検討しよう
家電をレンタルする場合、レンタルする家電やレンタル期間によっては、買った方が安くなる場合もあります。家電をレンタルする場合のメリットとデメリットは以下のとおりです。
| メリット7つ | デメリット6つ |
|---|---|
| 初期費用を抑えられる 高価な家電もお得にレンタルできる 引っ越し費用を抑えられる 必要な期間だけ利用できる 開封作業・組み立て・設置も任せられる 処分の費用や手間を抑えられる 故障時に交換してくれる | 壊した場合のリスクがある 長期利用すると割高になる 中古品のレンタルが多い 契約満了期間前の解約は違約金がかかる場合がある 選べる家電の種類が限られる 自分の所有物にならない |
これらを踏まえた上で、家電のレンタルサービスが自分の状況にあっているか検討することが大切です。
この記事で紹介したレンタル以外のお得な家電の揃え方を参考に、自分に合った方法を探してみてください。











