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事務職とは?仕事内容や向いている人の特徴9つを徹底解説

オフィスで働く女性

「オフィスワークをしてみたい」「将来的には在宅ワークができるような仕事がいい」と仕事を探している方の中には、事務職という仕事に興味を持って調べている方もいると思います。

この記事を読むと、次のことが分かります。

また、事務職には一般事務や営業事務など、働く場所や業務内容によって様々な種類があります。それぞれの仕事内容や月給などの違いについて、厚生労働省の情報(職業情報提供サイト|job tag)を元に表にしてまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

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※当サイト内容に関してはAlblog独自に調査を行い、信憑性のある情報を元に執筆しております。その中で広告が含まれることもありますが、当記事の信憑性を揺るがすものではございません。

目次

事務職とは?

事務職とは、電話や来客対応、書類の作成や管理などのバックオフィス業務を中心に担当する職種のことです。一方で、事務職といっても勤務する企業や部署により名称や業務内容が異なります。

以下、職種ごとの業務の違いや持っていると有利な資格やスキル、年収について解説していきます。

事務職の種類

主な事務職ごとの仕事内容の違いや、あると有利な資格・月収について表にまとめてみました。

スクロールできます
職種名主な仕事内容あると有利な資格・知識平均月収(円)
一般事務(OA事務*)■文書の作成や整理
■メールや電話対応
■データ入力
■社内の各種届出書類の管理
■ビジネス・キャリア検定
■コンピュータサービス技能評価試験
秘書検定
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
208,000
総務事務■事務所の契約や設備関連の対応
■契約書の作成や管理
■社内規定やルールの周知
第一種衛生管理者
日商簿記検定
■第三種電気主任技術者
防火管理者
230,000
経理事務■入出金伝票などの帳簿作成
■従業員の給料計算
■現金の出納管理
日商簿記検定
■簿記能力検定
246,000
人事・労務事務■採用・異動・昇進・退職などの事務手続き
■労災・雇用の社会保険や企業年金などの事務手続き
■年末調整の手続き
■社会保険労務士
■キャリアコンサルタント
■メンタルヘルス・マネジメント検定
衛生管理者
256,000
営業事務■営業全般の管理(契約や売上・入金管理など)■ビジネスマナー
■PCスキル
231,000
受付事務■来客の案内や案内■ビジネスマナー
■PCスキル
214,000
貿易事務■輸出入に関する各種書類の作成(インボイス・船荷証券など)■通関士
■諸外国の言語や法律知識
257,000
生産・工程管理事務■外注品の発注と受け入れ・納期の管理■ビジネスキャリア検定試験(生産管理)246,000
医療事務■外来の受付
■診療報酬請求書の作成
■入退院の手続き
■診療報酬請求事務能力認定試験
■医療事務技能審査試験
199,000
調剤薬局事務■薬剤師の補助
■診療報酬請求書の作成
■電話対応や伝票の入力
■PCスキル195,000
学校事務■来校者や電話の応対
■学生証の作成・在学証明書の発行
■教職員の勤務に関する事務管理
■PCスキル220,000
介護事務■介護報酬請求書の作成
■窓口業務や電話応対
■施設の備品類の管理
■PCスキル204,000
参照:職業情報提供サイト(job tag)

OA事務*…パソコンなどの電子機器を使って事務作業をする職種のこと。一般事務とほぼ同義。

このほかにも、自動車事故が発生した際に保険金の受付や支払いなどの一連の業務をおこなう「損害保険事務」、国家公務員として行政機関の事業が円滑に運営できるようサポートをおこなう「行政事務」といった職種もあります。

また、主な仕事内容に記載している業務はあくまでも目安です。企業によっては、年末調整の手続きを総務事務が担当したり、経理事務が担当する場合もあります。

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自分はどんな内容の仕事がしたいのか、一度整理してから求人を探すのが良さそうですね。

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事務職の平均年収

事務職はどこで働くか、経験年数やスキルによって年収は大きく異なります。一番低い数値で350万前後、高いところだと530万程度です。

職種名平均年収
一般事務(OA事務)5,296,000
総務事務5,135,000
経理事務5,093,000
人事・労務事務5,135,000
営業事務5,119,000
受付事務3,564,000
貿易事務5,119,000
生産・工程管理事務5,211,000
医療事務4,814,000
調剤薬局事務4,814,000
学校事務4,814,000
介護事務4,814,000
参照:職業情報提供サイト(job tag)

これらのデータは平均年齢が40歳の数値です。そのため、未経験で挑戦する方は平均を下回る数値になる場合もあります。

具体的な仕事内容の一覧(一般事務)

具体的な仕事の一例として、一般事務を例に記載します。

一般事務の仕事内容
  • 書類やデータの内容をチェックする。
  • 書類やデータを整理し、保管する。
  • 社内・社外に対して電話・文書・メールで連絡をする。
  • コピー機、FAXなどのオフィス機器を操作する。
  • データ入力、図の作成など、パソコンでの資料を作成する。
  • 電話応対をする。
  • ビジネス文書を作成する。
  • 郵便物の発送や受取をする。
  • 事務用品など消耗品の発注および在庫の管理をする。
  • スケジュール管理や出張の手配などをする。
  • 社内の勤怠管理をする。
  • 案内やお茶出しなどの来客応対をする。
  • 給与計算、現金出納・小口現金の管理をする。
  • 福利厚生に関する事務処理を行う。
  • 会社行事を企画および運営する。
    職業情報提供サイト(job tag)|一般事務の抜粋

勤務先の職場環境や職種によっては、ここには記載のない業務を担うこともあります。事前に求人を見て、自分が望む仕事ができるかどうかしっかり確認しましょう。

事務職の仕事に向いているはこんな性格の方

事務職には、人によって向き不向きがあります。仕事内容を元に「こんな性格の人は向いている」という方の特徴を9つ紹介します。

人をサポートすることにやりがいを感じる人

事務職は、書類作成をしたりパソコンと向き合って作業するイメージが強い職種ですが、実際には社内の従業員や外部と話す機会も多くあります。

一般事務の例として「会社宛てに届いたメールや郵便物を確認し、必要に応じて各部署に内容を伝達する」、総務事務の場合は「FAXやコピー機が故障したと報告を受けた際は、専門業者に修理依頼をする」などが挙げられます。

前線で活躍して会社に貢献するより、縁の下の力持ちのように誰かのサポート業務が中心の仕事がしたいという方に向いている職種です。

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従業員が快適に働けるように支援する側面もあるということですね。

人当たりが良いと言われる人

事務職は社内外の人と話す機会が多いため、「話しやすい」「人当たりがいい」と言われる人にも向いている職種です。

特に、事務職が会社の顔となる受付事務や営業事務は、外部の人と接する機会が多いため愛想よくコミュニケーションをとれる方が重宝されます。人当たりの良さに加えて、基本的なビジネスマナーも備わっているとなお良いです。

座ってコツコツと作業するのが好きな人

事務職はデータ入力や文書の作成など、細かい作業を集中して行う能力が求められる職種です。誤字や入力数値のミスがあると、公的な文書であれば再提出が求められたり、社内文書であれば従業員を混乱させる原因にもなります。

場合によっては、長時間同じ作業をしたり、毎日の仕事がルーティンワークになっている職場もあるので、「毎日新しいことをしたい」という方には向いていない職種であるといえます。

細かな点に気づきやすい人

事務職は、自分が作成した文書や入力したデータだけでなく、他の従業員や社外の人が作成した書類などに誤りが無いか確認するのも仕事の1つです。

具体的な例として、経理事務の場合は「提携先の企業が作成した見積書の金額と、商談時に話していた金額に相違はないか確認する」などが挙げられます。

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几帳面な方や丁寧に仕事を進めたい方に向いている仕事ということですね。

効率的に情報を処理するのが得意な人

常にどうすれば一番効率が良いかを考えながら作業するのが得意な人にとって、事務職はぴったりな職種です。特に、繁忙期になると何十枚、何百枚もの書類を処理しなければならないこともあります。

なお、職種によって繁忙期は異なります。経理事務の場合は、毎年10月~11月の年末調整の時期、医療事務であれば、診療報酬請求書(患者の診察代などを請求するために作る書類)作成をする月末~翌月10日頃、などの時期が忙しくなる傾向があります。

事務職の中で興味がある仕事を見つけたら、自分が休暇をとりたい時期と繁忙期が重なっていないかどうかを確認しておくと安心です。

計画的に物事を進められる人

普段の生活で旅行などの時にスケジュールを立ててから行動するタイプの方や、前職の業務の中で余裕をもって必要な物を提出していたという方も事務職に向いている性格であるといえます。

事務職では、取引先企業や公的な機関に書類を提出する場面が多く、ほとんどの場合は締め切りがあります。必要な書類の提出が間に合わないと従業員が受ける福利厚生や補助が遅れたり、会社の信用を失いかねません。

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複数の情報を処理している場合は、どちらの優先度が高いか考えながら業務に取り組むスキルも求められますね。

数字に強い人

希望する事務職によって差はありますが、多くの場合データを入力したり計算をする業務もあります。そのため、数字に強い方や数字に拒絶反応が無い方にはおすすめの職種です。

また、ExcelやGoogleスプレッドシートを使って作業することも多いため、Excel関数などの知識がある方は重宝されます。その他、事務職で役立つ資格については、次の章で紹介しています。

パソコン操作や電話対応を苦に感じない人

事務職には一般事務や経理事務、受付事務などさまざまな職種がありますが、ほとんどの職場でPC操作や電話対応をおこないます。

そのため、普段からPCを使っていて基本的な操作ができる方や、電話対応を苦痛に感じない方には向いている職種です。

なお、求人によってはPCの専門的なスキルを持っていない方でも挑戦できる会社もあります。「スキルや資格はないけど、これから学んでいきたい」という方は、研修制度が整っている求人に応募するがおすすめです。

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状況に応じて臨機応変な対応ができる人

事務職は、働く環境によっては決められたルーティンワークになっていることが多いですが、場合によってはイレギュラーな対応や急遽別の業務をするよう求められることもあります。

例として「急遽会議をすることになったから、○○のデータが保管されているファイルを探しておいてほしい」など業務に関わる雑務のほか、仕事にはあまり関係のない業務を依頼されることもあるようです。

事務職として任されている業務をこなしつつ、快適な職場作りのために柔軟に行動できるかどうかが求められる仕事といえます。

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事務職が未経験の方は、状況を判断して対応する力やAIにはない自分の強みをアピールできれば、採用の道が開けるかもしれません。

事務職で役立つ資格6つ

事務職をするにあたり、求人に特に記載がない限りは「これがないと事務職は務まらない」という資格はありません。一方で、持っていれば実務に活かせたり、面接で有利になる可能性が高い資格もあります。

以下、比較的取得が簡単かつ履歴書にも書ける主な資格を6つ紹介します。

秘書検定

秘書検定とは、3級~1級まである民間の資格です。秘書業務だけでなく、上座の位置や名刺交換の仕方など、社会人としてのビジネスマナーを筆記試験や面接試験で学ぶことができます(面接は準1級・1級のみ)。

3級・2級の合格率は共に約6割で、受験資格も特にないため受験のハードルは低いと言えます。本や講座などで自己学習をすることもできますが、仕事や家事で忙しい方はスキマ時間で勉強できるスマホ学習がおすすめです。

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マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

マイクロソフトオフィス スペシャリスト(MOS)は、Excel・Word・PowerPointなどの知識や操作スキルを証明する資格です。民間資格ですが、世界で通用する国際資格とされています。

それぞれ一般レベルと上級レベルがあり、一般レベルの合格率は80%、上級者レベルは60%と比較的高い合格率になっています。

ただし、試験は筆記ではなく全て実技試験で構成されているため、きちんと勉強せずに合格を目指すのは難しい試験です。

講座を受けたりスクールに通うのが無難ですが、自宅にパソコンがある方は、パソコンやスマホで完結できる教材で学ぶと受講費用を安く抑えられます。

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教材は全てサイトからダウンロードすることができるので、参考書を買わずに勉強ができるのも嬉しいポイントです。

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ITパスポート

ITパスポートとは、PCを使う全ての社会人や学生のために作られた国家資格です。ITに関する基本的な知識だけでなく、AIなどの最新技術やセキュリティの知識、マーケティングなどの経営的な知識も学ぶことができます。

合格率は50%で、4つの選択肢から選ぶ方式になっています。毎日試験を開催しているので、受験のハードルが低いのもおすすめな理由です。

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日商簿記

日商簿記とは、データの計算や整理をして会社の経営や財政状況を把握する力を測定するための民間資格です。3級~1級があり、合格率は3級が30~50%、2級が10~20%前後、1級が10%前後となっています。

どの級も筆記式で、3級・2級は試験日がほぼ毎日設定されていますが、1級は2月11月6月など実施時期が決まっています。

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防火管理者

学校や病院、企業などの多くの人が利用する建物内での火災被害を防ぐための知識が身に付けられる国家資格です。

取得するメリットは、ほぼ全ての会社を対象に「防火管理者を配置しなければならない」ということが法律で定められており、取得することで会社にとって必要な人材とされる可能性が高くなる点です。

さらに、防火管理者の合格率はほぼ100%で、2日間研修を受講することで資格を取得することができます。申し込みは以下のボタンから可能です。

なお、防火管理者は『甲種』と『乙種』の2種類がありますが、甲種の方が防火管理者として対応できる施設の種類が増えるので、甲種の取得がおすすめです。

衛生管理者

衛生管理者とは、労働者が会社で快適に働ける環境を作るために、職場環境の改善や定期検診の計画などの業務をおこなうための知識が身に付けられる国家資格です。

取得するメリットは、法律により「50人以上の会社では専属の衛生管理者を配置しなければならない」としており、面接で有利に働く可能性があるためです。

衛生管理者は会社の規模が大きくなるごとに選任する人数を増やすよう定められており、3,000人を超える従業員数の場合は6人以上必要とされています。

そのため、特に今後会社を大きくしていくベンチャー企業では重宝される可能性が高まります。

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会社によっては、衛生管理者の資格手当をもらえるところもあるそうです。

試験は一種と二種があり、一種の合格率は40%前後、二種は50%前後となっています。通学式の講座もありますが、忙しい方は口座をオンライン受講するのがおすすめです。

SMART合格講座なら、プロの講義をスマホ1つで手軽に視聴することができます。1問1答式の問題演習もあるので、通勤中や寝る前のちょっとした時間に勉強できるのも嬉しいポイントです。

\国家資格を手軽に学習/

よくある質問

事務職について、よくある質問をまとめました。

総合職と一般職の違いは?

掲載されている求人の中には、「総合職」「一般職」という記載がされているものもあります。それぞれの違いは、担当する業務の幅の広さ責任の重さです。

総合職は、一般職に比べて担当する業務の幅が広く、事業の全体を見る力が求められます。各事業のことを把握するために、転勤や異動が多いことも特徴です。また、将来的に管理職や幹部候補となることが求められています。

一方、一般職は総合職に比べて業務の幅が狭く、マニュアルに沿ったルーティンワークが多い傾向があります。総合職のサポート的な立ち位置で仕事をするイメージです。

事務職は未経験でもチャレンジできる?

未経験でも応募可能としている求人も多数あります。事前に応募する会社の求人や会社のHPをよく読み、求められているのはどんな人材か、どんな仕事内容かをしっかり確認しておくことで、ミスマッチをなくすことができます。

パソコンスキルがなくても大丈夫?

事務職ではパソコンを操作する機会が多いです。そのため、「PCスキルに自信がない」「PC操作が苦手」という場合は、PC操作の少ない電話や対人対応がメインの求人に応募するのが無難です。

今後PCスキルを身に付けていきたいという場合は、まずはExcelやWordなどの基本操作を把握しておくと安心です。不安な場合は、事前にマイクロオフィスの資格を取ったり、入社後の研修が充実している求人に応募するのがおすすめです。

事務職デビューして自分に合った働き方をしよう!

事務職とは何か、具体的な仕事内容や役立つ資格について解説してきました。

未経験でも挑戦できると記載のある求人も多いですが、日商簿記衛生管理者など、持っていると重宝される資格や、マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)など実務に活かせるスキルもあります。

事務職の種類や仕事内容を把握した上で、自分に合った働き方を探してみてくださいね。

この記事を書いた人

1995年、沖縄県生まれ。大学卒業後は正社員として介護職を約5年経験。
大手通信会社にて、契約社員として電話・チャットオペレーター業務に計2年従事。
介護職時代から、クラウドソーシングサイトで記事執筆や電子書籍執筆、YouTube動画のシナリオ作成業務を行う。
2024年8月よりAlblogの専属ライターとして入社。転職・退職の複数回経験や、これまでのライティング業務経験を活かし、ブログ記事執筆を担当している。

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