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フリーWi-Fiの危険性とは?安全に使うための対策5つを紹介

カフェでPCとスマホを操作する女性の画像

副業の作業でカフェを利用したり、空港などでの待ち時間に使ったりと、街中で気軽に接続できるフリーWi-Fi。実は、このフリーWi-Fiには様々な危険性があることを知っていましたか?

フリーWi-Fiに危険性があることを知っている人でも「具体的にどんな危険があるか分からない」という方や、「どんな対策をすればいいか分からない」という方も多いと思います。

この記事では、そんなフリーWi-Fiの危険性や、安全に使うための対策を5つ紹介しています。

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目次

フリーWi-Fiとは

フリーWi-Fiとは、特定の場所の中で無料で誰でも接続できるWi-Fiのことです。「無料Wi-Fiスポット」「公衆無線LAN」とも呼ばれます。

カフェや地下鉄・図書館など公共の場で使うことができ、災害時には貴重な連絡手段として活用されます。

フリーWi-Fiに接続するには、一般的に「SSID」というIDと、英数字で構成された「パスワード」が必要です。

フリーWi-Fiに接続することで、外出先でもデータの消費が抑えられるためスマホ代を節約できたり、アプリや動画をスムーズにダウンロードできたりといったメリットがあります。

一方で、誰でも接続できるフリーWi-Fiの使用には情報漏えいなどの危険性もあります。

フリーWi-Fiの危険性

フリーWi-Fiには、主に次の3つの危険性があります。それぞれ、図と共に解説していきます。

通信中に個人情報が盗まれる危険性

通信中に個人情報が盗まれる危険性のイメージ図

フリーWi-Fiのセキュリティ対策が十分でない場合、通信中に個人情報が盗まれてしまう危険性があるのです。

後の『接続するフリーWi-Fiが安全かどうか確認する』で詳しく解説しますが、Wi-Fiのセキュリティ(暗号化方式)には4種類あります。セキュリティが最も弱いものに接続していたり、そもそもセキュリティのないフリーWi-Fiに接続してしまうと、個人情報が漏れる危険性が高まります。

ウイルスに感染する危険性

ウィルスに感染する危険性のイメージ図

ウイルス感染は、上記の通信中に個人情報が盗まれる危険性と同じように、フリーWi-Fiのセキュリティが弱いことによって感染する危険性が高まります。

PCやスマホにウイルスが感染すると、突然再起動が繰り返されて使えなくなったり、データが勝手に削除されたりする場合もあります。

偽のフリーWi-Fiに接続する危険性

偽のフリーWi-Fiに接続する危険性のイメージ図

本来接続したいフリーWi-Fiではない、偽のフリーWi-Fiに接続してしまう危険性もあります。偽のフリーWi-Fiに接続してしまうと、接続した瞬間に個人情報が盗まれたり、アカウントが書き換えられてしまうこともあるようです。

厄介なのは、有名な会社のWi-Fi名とよく似た名前のWi-Fi名(SSID)になっている点です。対策については、『接続するフリーWi-Fiが正しいか確認する』の箇所で解説します。

フリーWi-Fiを安全に使うための対策5つ

フリーWi-Fiは便利な一方で、様々な危険性があることを解説してきました。以下では、フリーWi-Fiを安全に使うための対策を5つ解説します。

接続するフリーWi-Fiが正しいか確認する

フリーWi-Fiをカフェや施設で接続する際は、掲示されているWi-Fi接続先をしっかり確認しましょう。店頭に設置されているフリーWi-Fiの名前SSIDと、自分のスマホやパソコンに表示されているSSIDが完全に一致しているかを確認します。

偽のフリーWi-Fiの中には、以下の例のように本物の名前に似せて大文字や小文字を変えて設定しているものもあります。

フリーWi-FiのSSIDの記載例
本物のフリーWi-FiのSSID:Alba Free Wi-fi
偽物のフリーWi-FiのSSID:ALBA FREE Wi-fi

また、フリーWi-Fiの提供元が信頼できるかどうかの確認も大切です。

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特に、初めて訪れる土地で見慣れない会社のフリーWi-Fiに接続する際は注意が必要です。

接続するフリーWi-Fiが安全かどうか確認する

接続しようとしているフリーWi-Fiが安全かどうかの確認も必須です。Wi-Fiのセキュリティは、以下の図で示している通りセキュリティなし~WPA3までの5つの段階に分かれています。

引用:総務省|公衆Wi-Fi利用者向け 簡易マニュアル(令和7年2月版)PDF

現在では、WPA2またはWPA3への接続が推奨されています。反対に、セキュリティがなく誰でも簡単には入れてしまうフリーWi-Fiへの接続は避けるのが無難です。

セキュリティがかかっているかどうかは、Wi-Fiにつなぐ際の画面に鍵マークがあるかどうかで判断できます(以下画像参照)。

セキュリティのレベルは、スマホやPCのWi-Fi接続画面の詳細設定などの項目で確認できます。また、セキュリティの高いWi-Fiに接続しているだけでなく、接続するリンク(URL)がセキュリティ対策されているサイトかどうかもその都度確認する必要があります。

安全なサイトかどうかの見分け方は以下に示した通りです。

サイトの見分け方
・安全なサイト https://…
・安全ではないサイト http://…

安全なサイトにはsが付く、そうでないサイトにはsが付かないと覚えておくと簡単です。

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不審なメールやSMSが届いた場合も同じく慎重に確認し、むやみに開かないようにしましょう。

VPNにつなぐ

VPNにつなぎ、スマホやパソコンのセキュリティを高める方法もあります。VPNとは、簡単にいうとインターネットを使う時に通る道に暗号化したトンネルを作ることで、セキュリティを高める仕組みのことです。

VPNのイメージ画像

VPNを使うメリットとして、フリーWi-Fiを安全に使えることが挙げられる一方で、使用するVPNによっては通信速度が遅くなるというデメリットもあります。

そのため、VPNを契約する際は高速通信が可能な提供会社を選ぶことが大切です。中でも、NordVPNは高速通信ができるVPNサーバーとして有名です。

引用:NordVPN公式サイト

NordVPNによると、2025年の6月だけでブロックした詐欺サイトやマルウェアの件数は、5,000万件以上だったとしています(参照:脅威対策Pro™。日々の暮らしを守るオンラインセキュリティ🛡️。また同社の統計データによると、米国で2024年前半に漏洩した個人情報は10億件以上、ハッキングでパスワードを盗む際に必要な時間は1秒未満であったとしています。

引用:NordVPN公式サイト

こうしたデータからも、セキュリティ対策が重要であることが分かります。有料のVPNの場合、月額の平均は1,500円から2,000円程度ですが、長期の契約だと月額平均は500円ほどです。

NordVPNの料金は、最安値で370円/月(2年契約・ベーシックプランの場合)で、PCは30日間・スマートフォンは3日間無料で利用することも可能です。また、プランによっては『脅威対策Pro™』という機能を使うことができます。

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脅威対策Pro™でできること

・24時間体制でスマホやPCを監視。
・詐欺行為で知られるページにアクセスした場合に通知が届く。
・ダウンロード中のファイルにウイルスがないかをチェックし、不審なファイルはスマホやPCに害を与える前に削除。
・広告のブロック

NordVPNの利用方法を、スマートフォン・PCごとにまとめているので、参考にしてみてください。

  1. アプリをダウンロード
    App StoreからiOS用NordVPNアプリをダウンロード。
  2. サインアップ
    新しいアカウントを作成する場合は「登録」をタップ(既にアカウントを持っている場合は「ログイン」をタップ)。
  3. プランの選択
    「¥0を試す」または「希望のプランを選択」をタップし進むと、すぐにVPN保護が可能。

Wi-Fiの自動接続をOFFにしておく

Wi-Fiの自動接続をONにすると、以前使ったことのあるWi-Fiに近づくだけで自動で接続できます。便利な機能である一方で、安全でないWi-Fiに勝手に接続されてしまうリスクもあります。

安全性を高めるために、普段から自動で接続できないように設定をしておくのが安全です。以下、設定の手順例を記載します。

自動接続をOFFにする手順例
➀設定を開く
②接続しているWi-FiのSSIDをタップ
③自動接続をOFF

機種によって設定方法が異なるので、あくまで一例として参考にしてください。他にも、保存済みのネットワークがある場合、全てリセットするのも有効です。

ネットワークリセットをすることで、過去に接続したことがあるWi-Fiに勝手に接続されてしまうのを防ぐことができます。何年も前に一度接続したWi-Fiが、知らないうちに偽のSSIDにすり替わっている可能性も考えられるためです。

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不要なWi-Fiの接続履歴は、削除しておくのが安全です。

安全なサイトの閲覧のみにする

フリーWi-Fiに繋ぐ際は、『接続するフリーWi-Fiが安全かどうか確認する』にて解説したhttps://…から始まる安全なサイトの閲覧のみにとどめるのが無難です。

公共の場で誰でも使えるWi-Fiに接続したままクレジットカード情報の入力をしたり、IDやパスワードの入力が必要なサイトを開いたりしないように心がけましょう。

どうしても個人情報の入力が必要な場合は、Wi-Fiを切ってデータ通信に切り替えたり、事前に長期の移動だと分かっている場合は別途ポケットWi-Fiの契約をするのがおすすめです。

便利なフリーWi-Fiを安全に使おう

フリーWi-Fiは基本的に無料で快適にインターネットを使える便利なツールです。一方で危険性について何も知らずに使ってしまうと、犯罪に巻き込まれたり、大事な情報を盗まれてしまう場合もあります。

フリーWi-Fiに接続する際は、以下の対策をするとより安全です。

この記事を参考に、フリーWi-Fiを安全に使う環境を整えてみてくださいね。

参考文献
総務省|公衆Wi-Fi利用者向け 簡易マニュアル(令和7年2月版)PDF

この記事を書いた人

1995年、沖縄県生まれ。大学卒業後は正社員として介護職を約5年経験。
大手通信会社にて、契約社員として電話・チャットオペレーター業務に計2年従事。
介護職時代から、クラウドソーシングサイトで記事執筆や電子書籍執筆、YouTube動画のシナリオ作成業務を行う。
2024年8月よりAlblogの専属ライターとして入社。転職・退職の複数回経験や、これまでのライティング業務経験を活かし、ブログ記事執筆を担当している。

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